2021/02/01
パーキンソン病は個人的にもかかわりの大きい病気です。
先日、私の亡くなった父もこの病に侵され、長い年月の闘病でした。
また、このパーキンソン病で悩んで来院される方も多いため、
今回、簡単に書いてみようかと思います。
パーキンソン病は、アルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患です。
特徴として、特有の運動障害を引き起こし、日常の生活に影響の出る症状です。
<パーキンソン病の代表的4つの症状>
1,振戦
2,筋の固縮
3,無動
4,姿勢反射障害
また、小刻み歩行やすくみ足などもこの症状にはよく見受けられる。
これらの症状は、中脳黒質のメラニン黒質をを含む
「線条体ニューロンの変性と脱落」をきたす疾患。
線条体は、運動機能にかかわるためニューロンの変性と脱落によって、
「ドーパミン(dopamine)」が減少することで、、
パーキンソン特有の運動障害が、現れてきます。
原因は不明とされており、50~60代の発症が多く、
10万人中100人程度の発症率だが、
高齢化に伴い増加傾向にある。
<診断の基準は>
4症状のうち少なくとも2つ以上あり、その症状がゆっくり進行し、
左右差があれば、パーキンソン病の可能性が極めて高い。
また、画像診断で脳の萎縮が見られた場合はパーキンソン病とは診断されない。
そして、パーキンソン病の薬を服用し改善傾向が見られれば、
パーキンソン病と認められやすくなります。
<一般的な治療>
基本的には投薬が中心になりますが、深部刺激能療法や理学療法、
作業療法なども行われることがあります。
<整体院で対応する場合>
基本的に当院で行うものは治療ではないので、その点はご理解ください。
その上で、施術を行うものとしては、骨格、筋肉、リンパなどのバランスを下肢から調整し、
最終的に頭蓋骨の調整を行います。
身体のバランスを調整することで、脊髄神経や末梢神経の活性化を図り、
頭蓋骨の調整を行うことで頭蓋骨内のストレスを開放することにより、
シナプスの伝達を活性化さることを目指した施術を行います。
経験則としては、来院いただいたパーキンソンでお悩みになられる方の多くは、
悪くなる間隔が施術をすることで、長くなってくると話される方が多くいらっしゃいます。