2019/12/07
頭痛ネタが続きます、特に最近多いのが後頭部周辺に出現する後頭下頭痛が最近増加していいます。
痛みのパターンは以前も紹介しましたが、数秒間という短い時間ですが繰り返し起こり、ズキッとしたかなり強い痛みのため、昨日記載したように多くのかたは脳の病気でないのかと心配になり病院へ行かれます。
また、片側に起きることも多いため、片頭痛ではないかと考えられる場合がありますが、後頭下神経のなかに「大耳介神経」というものがあり、頭の後ろから胸鎖乳突筋を越えて、側頭部まで伸びているためです。
頭痛を引き起こす原因のほとんどは、肩こり、首こりによって首の筋肉や筋膜が硬くなった事で、そこを通過している後頭神経が刺激されて痛みを感じます。
また、上部頸椎(C2〜3)から頭に向かっているのが後頭下神経であるため、これらの頸椎の歪みが頭痛の原因である場合も多いです。
まれに、頸椎を貫いて走る椎骨動脈の異常が原因となることもあ理、この場合は油断はできませんし、頸椎の矯正は絶対にしてはいけません。
当院で、頸椎の矯正を行う場合はバレリュー兆候などの検査を行った上で、椎骨動脈症候群がなければ行います。
以前とは違い最近では仕事ではパソコンを使い、暇な時間が少しでもあればスマホの長時間使用、といった前屈み状態が続く生活習慣にプラスして日頃の運動不足や精神的なストレスもタタリ、肩や首回りが硬くなり後頭下神経痛を誘発しやすくなっています。
この頭痛は、大人だけではなく最近では小学生位のお子様もこのタイプの頭痛で来院される方がいます。
このタイプの頭痛は自然に回復することもありますが、一時的に痛みが緩和しただけで、原因である首や肩に硬さが残っていれば再発します。
また、首や肩の硬さも原因がありますので、根本的なものから身体の調整をする必要があります。
当院でこれらの症状に対する施術は、基本的に悪い姿勢を整える事です、状態を検査しどのグレードにいるか分けさせて頂き、それぞれの状態に合わせた調整方法で歪みを整える事によって、頭痛からの改善を図ります。
首こりや肩こりの自覚がなくても、デスクワークなどの合間には、立ち上がって首・肩・腰・腕などの緊張をとるような動きを行うことをお勧めします。