2019/11/30
<更年期障害の基礎知識について>
ここ最近生理も不純気味で、情緒も不安定な感じが続いて気分が落ち着かないと感じられている女性の方はもしかしたら「更年期障害」かもしれません。
◉更年期障害とは?
閉経前後に起こりやすいホルモンバランスの問題です。
女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減少してしまい、
それによって神経や身体的バランスが崩れやすくなり、精神や身体に様々な不調が生じます。
更年期障害は個人差はありますが、閉経前後5年間、45〜55歳の10年間が多いと言われています。
◉更年期障害の主な症状は大きく以下の3つに分けられます
1、ほてり、のぼせ、発汗、めまい、動悸、息切れ=といった血管の拡張と放熱に関する症状
2、腰や肩、背中、股関節の痛み、関節痛、疲れやすい=といった身体的な症状
3、落ち込みやイライラ、情緒不安定、不眠=といったメンタル的な症状
◉更年期障害のセルフケア
心身のバランスを整えることがとても重要です。
乱れた生活を続けていると、精神も身体も疲労をためやすくなり更年期障害が重症化するためです。
そのため、「適度な運動」と、「適切な睡眠時間」、「バランスの取れた栄養補給」が大切。
◉更年期障害の症状が重い場合
婦人科にご相談されることをお勧めします。
ホルモン補充療法(HRT)など様々な治療方法があります。
また、精神的な症状が強い場合はもちろん精神科が良いかと思います。
◉更年期障害と民間療法
当院で最も得意とする施術方法で頭蓋洗骨療法(クラニオセイクラル・オステオパシー)というものがあります、頭蓋骨と仙骨間の硬膜の調整を行うことによって、脳脊髄液の循環をよくすることを目的としています。
更年期障害にとって効果的と言えるのが、ホルモンバランスの中枢を担っている脳下垂体のストレスケアであると思います。
脳下垂体は蝶形骨という頭蓋骨の真ん中を横軸に横断して、その中心である下垂体に収まっています。
そのため、蝶形骨に歪みが生じたりストレスが及んでいると、脳下垂体が影響を受けてしまいホルモンのバランスを崩しやすくします。
また、仙骨の内側には子宮が存在しており、骨盤が歪むことで仙骨と密接な関係にある子宮も影響を受けてしまい、ホルモンの分泌に問題が生じやすくなります。
頭蓋仙骨系の調整を行うことにより、ホルモンのバランスが回復することで、更年期障害に対して効果的な施術を行えます。
更年期障害にお困りの方は一度ご相談ください。