2019/11/01
最近は、当店がどういった趣旨で施術をしているか理解しているお客様が多くなってきたため、こういわれることが無いのですが、「そこそこもっと強く押して！」と言われる方。
正直、施術者として一番言われるの「嫌」かもしれません。ぶっちゃけ、2,980円のマッサージ屋さんに行った方が、お客さんとしても、料金的にも良いかと思いますし。
当店のコンセプトはあくまでも、マッサージではなく身体の調整を行うことを目的とした施術を行うことを目的としています。
そのため、マッサージという身体に良い影響を与えない可能性のある方法を、強要されるのは個人的信条に反するもののため、お断りします。その代りに当店に来ていただいてる目的であろう、コリや痛みといった問題に対して適切に解消いたします。
実際、マッサージ屋さんに行ってマッサージ受けるとその場では気持ちが良くスッキリした気分になるといったことは多いと思いますが、翌日になるとマッサージ受けたせいで揉み返しでよりコリを感じた！数日で揉み返しが取れればいいが、一週間も痛くてだるさを感じた。といった経験をされた方も多いかと思います。
よく、この揉み返しは好転反応だから、翌日は揉み返しでつらくなったとしてもそのあとは徐々に良くなっていくという説明。
いえ、これは身体が外部から受ける強い刺激によって皮膚組織や筋筋膜組織、リンパ管、毛細血管、末梢神経組織の破壊によるものです。
＜マッサージはより硬くなる＞
このような強いマッサージを受け続けていると、刺激の種類に応じて対応する感覚器がバカになっていることが多く、身体が外部から受けた刺激に対して適切な信号を感じれず、危険かどうか判断出来なくなっており、常に身体が硬くこわばり緊張している状態になっている方が多く見受けられます。
料理と同様と言えます、最初は濃いな？と感じてもその濃い味に慣れ親しんで食べ物を食べつづけると、最後は病気になってしまう事と同じです。
それと同じで、感覚がマヒして鈍くなった身体はより強い刺激を求めて、「もっと強く押してくれない！」と、自分の身体をより壊すようなことを言ってしまうのです。
＜マッサージはより興奮する＞
リラックスするためにマッサージって受けに行かれる方って多いかと思います。
が、強いマッサージを受けている時を思い返してください、硬かったり痛いところを押された際、呼吸を止めて、身体を緊張させて、刺激に対して身体をこわばらせて防御していることっておおくありませんか？それは、身体が緊張している証拠です。
リラックスしにマッサージ受けに来たのに、これは逆効果で、強い刺激に対して我慢していると、自律神経のうちの戦いや逃げるといった時に働く、交感神経が興奮してしまいます。
カツカツ働く現代人は普段の生活でも既に、交感神経が優位になっているというのに、更に身体にストレスがかかってしまい、カツカツ神経である交感神経が活発になりすぎて、身体はつかれているのに夜は寝たいのに眠れなくなったりなど、精神的な分野にも影響が出始めます。
そのため、来店されたお客さんにマッサージ行ってもいいですかと言われ、以前はマッサージは「今のお悩みの症状に対して意味はないですよ。リラクゼーション目的なら行きたければ、個人の判断で」と、言ってましたが、このブログ書きながら思い直しました。
どうしても行きたいなら、個人の自由ですが、上記に記載したようにご注意ください。
また、当店の施術に対して、「先生のマッサージは受けた後スッキリして気持ちいいんだよね！」と、ありがたいお言葉をよく頂戴しますが、マッサージとは違うんです…とはなかなか言えません。
そのためこの場を借りて、もし可能なら施術もしくは調整っと言って欲しいですが、判りにくいので「整体」って言ってください、と、いいつつ、お言葉を頂戴いただけるならマッサージと言われてもうれしいんですけどね。
そう、術者には職人気質なところがあるので、変なこだわりがあるんですよ。