2019/11/15
「スポーツや医療の分野においてストレッチ(英: stretching)とは、 身体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。」と、ウイキペディアに記載されてました。
確かにその通りで、良好な身体の筋肉を引っ張って伸ばすのは気持ちが良いかと思います。
一般的にストレッチを行う目的は「柔軟性を高める目的」、「硬い筋肉を伸ばして痛みの予防」大まかにストレッチを行う方の目的ってこの二つかなと思います。
そして、盲目的にストレッチをすれば筋肉を伸ばせば健康を維持できると思っている方って多いと思います。
しかし、このような普通に当たり前に行っている習慣の中に、身体動作を不自由にさせている原因や痛める原因がある場合があります。
<ストレッチの種類>
ストレッチには、「動的ストレッチ(バリスティック)」と「静的ストレッチ(スタティック)」の2種類があります。
一般的に「ストレッチ」というと一定時間同じポーズで筋肉をゆっくり伸ばしてゆく静的ストレッチの方でしょう。
一定時間約20秒~40秒程同じポーズをとり、筋肉の可動域最大限しっかり伸ばすストレッチです。
実は、運動する前に静的ストレッチをしたからとからと言ってケガが減るという科学的な根拠はありません。
さらに、運動前に入念な静的ストレッチやマッサージをすることで筋肉の張力がなくなってしまい、逆に思ったようなパフォーマンスが発揮できなくなるといったマイナス面があります。
静的ストレッチに関しては様々な考え方があると思いますが、当院では運動前に行うのではなく運動によって溜まった疲労物質を排出するために用いるのが最適と考えています。
動的ストレッチは反動をつけて筋繊維を伸ばし関節の可動性を広げる動きをします。
ラジオ体操や軽いジョギングやウォーキングなどもそれに入ります。
この動的ストレッチの目的は関節や筋肉に刺激を与え体温を上げる、心拍数を上げることでこれから運動をする準備を整えることですのでスポーツをする前の準備運動としてとても有効です。
<施術で用いるストレッチはちょっと違います>
ちなみに、当院でも局所的な筋肉を正常な状態に回復する際に、NMT(ニューロマスキュラーテクニニック)・LAS(靭帯性ストレイン)テクニックと呼ばれるある意味ストレッチを用います。
これらのテクニックの詳細については書きませんが、セルフストレッチと違い大きい筋肉をストレッチするものではなく、制限のある弱った筋肉や靭帯を正常な状態に戻していくものです。
イロイロ自分でやっても、あまり身体が良くならない、変化がないとお感じの方は、一度ご相談ください。
やり方などもアドバイスいたしますので!